本書「関西私鉄王国の復興計画(下巻)」では、上巻の山陽・阪神・近鉄、中巻の南海・阪急・神鉄に続いて、名鉄と京阪を取り上げています。
通常は「関西の私鉄」に名鉄を含めることはありませんが、経営環境が厳しい中京圏において奮闘を重ねてきた歴史に敬意を表して取り上げました。名鉄は車両規格が京阪と近く、その点でも両者の比較は有効です。
その京阪は、大津線と中之島線の「二重の赤字」の克服が課題です。本書では、上下分離方式による分社化を視野に入れて解決策を示しました。
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