月刊群雛2015年02月号サンプル&著者インタビュー
普通の高校で普通の生活。不可思議なことなど何もない世界の中で、主人公の日比谷(ひびや)は退屈な日々を過ごしていた。
「なあ、こんな都市伝説があるのを知っているか?」
ある日友人であるDが、そんな話を日比谷にする。町外れにある祠の土台だった石に触れると死ぬという都市伝説。当然日比谷は信じていなかったが、それを実際に試したDの様子が徐々におかしくなっていく。
日比谷は何も見えない。何も感じない。そこにいるとDが言う「やつら」というものも、何のことだか全くわからない。しかし友人の様子がおかしくなっていく度に、日比谷は見えないものに恐怖するようになる。
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