月刊群雛2015年03月号サンプル&著者インタビュー
豊臣秀吉の仲介により、真田昌幸と徳川家康は和議を結んだ。その条件の一つが、昌幸の嫡男信幸の徳川出仕であった。
徳川重臣・本田忠勝の娘を正室とした信幸は、家康の居城・駿府に登城する。
徳川譜代の家臣達が居並ぶ中、巨躯を縮こまらせる信幸。
漸く下城の時を迎え、一息吐いた信幸の前に現れたのは、大久保彦左衛門。先の戦で散々に嬲られたと文句を言う彼に、信幸は「見間違い」であると告げ、退散したのだが……。
胃痛に悩まされながら家の存続のために奮闘する真田の若君の物語。
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