月刊群雛2015年03月号サンプル&著者インタビュー
自分の意志に関係なく、未来を予知する「予言写真」を撮ってしまう広報カメラマン・内木。その日、原井市はかつてない豪雨に見舞われていた。増水した河川を取材した彼が、川べりで出くわした老人。田んぼの様子を見に来たらしい老人は、一度は忠告を聞いて帰っていった。だが内木が撮った写真を見た同僚の寺村早香は、「写るべきものが写っていない」と言い出す。止まない大雨の中、写真の秘密が判明する時、本当の危機が明らかになる──! 異色のミステリ小説。
本を入手していないとコメントは書けません。