月刊群雛2015年04月号サンプル&著者インタビュー
地球に留学中のテンピリア星第三王子アントがいつものようにバイト先の紅葉商店に出勤すると、店長の代わりに同僚のジェシカがいた。客はいつものように少なく、ありふれた日常のはずだったが、何かがおかしい。違和感の原因を探りはじめたアントは店内で宇宙中を転々としてきた謎の物体「ガッデンの箱」を発見するが、この箱の正体についてはわからなかった。戻ってきた店長の秋葉先生も違和感の正体を探るべく必死に記憶をたどり、ついにひとつの仮説を導きだした。たまたま居合わせた宇宙人客を実験台にして、こっそり箱の効力を確かめようとするのだが……。ヴェニスンの狭い店舗で全銀河の運命を左右しかねない実験がひっそり繰り広げられる、スラップスティック系SFコメディ第2幕。
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