浮世絵、読み本、出版文化が派手に開花した文化文政期の江戸。作家を目指す少年、菊池久徳がネタ探しに通う寺子屋に現れた、ちょっと浮世離れした女子、お篤。お篤に一時の江戸の休日(湯屋含む)を過ごさせるため、久徳と三人娘が動き出す第三景「姫とお団子」。湯屋で出会った流行絵師、喜多川歌麿と浮世絵勝負をすることになる久徳。聞いたことをそのまま表現できる久徳の才は歌麿に通用するのか…。久徳が三馬鹿娘と出会う前のエピソードゼロ、第零景「浮世絵勝負!」二編収録。おまけ画集線画7枚、4コマ12本。
本を入手していないとコメントは書けません。