【あらすじ】
「被告人、清須静雄を、『同害刑』に処す」
それは「同害刑」、あるいは、「同害報復」とも呼ばれた。
内容を一言で言うなら「目には目を、歯には歯を」。
つまり、被害と同一の加害によって報復を行う刑罰のことである。
清須静雄の場合は、「強姦には強姦を」となった。
静雄は裁判中、一貫して無罪を主張していた。
かれは義姉・冬美と関係を持ったが、それは互いに同意を得てのはずだった。
しかし、彼女は一転して強姦を主張し、静雄を刑事裁判に追い込んだ。
静雄には、事実上の極刑である「同害刑」が執行されることとなった。
ナノマシン技術の発達により、性転換はより簡便な技術となった。
静雄は自身の身体を、強引に女体化させられた。
そして、行われる刑の執行――。
凄惨を極める、その内容……。
そして、被害者・冬美の真意が明かされる。
【目次】
プロローグ
第一章 女体化
第二章 輪姦
第三章 同害報復
エピローグ
【登場人物】
●清洲静雄(20)
強姦事件の犯人として「同害刑」の判決を受けた若者。
しかし、実際は合意の上での行いであり、裁判中は常に無罪を主張していた。
判決後、ナノマシンによって女体化され、同害報復を受ける。
●駿河冬美(22)
静雄の義姉。静雄の兄と結婚し、同居していた。
静雄とは合意の上で寝たはずが、一転して強姦を主張し、刑事裁判となる。
彼女の真意は、物語の最後で明らかとなる。
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