月刊群雛2015年12月号サンプル&著者インタビュー
私の名前は{一小路}(いちこうじ){真実}(まみ)。高校生になったはいいけど、どうにもこうにも肩透かし。図書委員になっちゃったし? ほかにやることないしさー、なんて言い訳しつつ、静かな図書室に入り浸る平穏な毎日。
そんな五月のある日の放課後。クラスメイトの{間宮}(まみや){優樹}(ゆうき)が、私の平穏をぶち壊しにやってきた。
「一小路さんって、俺のこと好きなの?」
んなわけあるかー!
って感じだったのに、気がつきゃ間宮のお手伝い、謎のラブレターの送り主を探す羽目に。そんなのまったく興味ないってゆーのにさ!
……というわけで、ややテンション高めにお送りしております。一小路真実シリーズ第一話です。
記憶力のよい群雛読者さんの中にはお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、『月刊群雛』2014年09月号掲載の『体育館倉庫chattering』と同じシリーズになります。
『体育館倉庫chattering』は七月のお話なのですが、今作は五月のお話。というわけで、今作は二人の出会い編みたいな感じです。
本を入手していないとコメントは書けません。