月刊群雛2016年01月号サンプル&著者インタビュー
西暦2072年、厳しい寒さが東京を襲った冬のある日。
バイトが終わった後、大学生の「僕」が住むボロアパートに謎めいた二人組の男が訪ねてきた。彼らは名前も名乗らず、しきりに僕の部屋の隣の住民のことを訊ねてきた。
でも僕は隣の住民のことなんて何も知らない。
彼らを振り切って部屋に入ってしばらくすると、深夜なのに突然「隣人」が薄い壁越しに声をかけてきた。
「隣に引っ越してきた者です」
実際に会うと、とんでもない美女の杏さん。
でもあの二人組の男の正体は……?
何故杏さんは深夜にこそこそと行動しているんだろう……?
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