月刊群雛2016年01月号サンプル&著者インタビュー
表向きな社会において彼氏や彼女を作るといった流れが主流になる中で、奥手な人がどんな恋の仕方をしているのかを一人称視点で書いた小説です。内向的で対外的に空気を読むというよりは、独自の世界で生きている人の話です。本来恋愛なんて人それぞれどんな形でもよかったものが、「コモディティ化」されているんじゃないか。という反主流というころでは、前回『月刊群雛』に寄稿したテーマと似ているのかもしれません。アニメ『秒速5センチメートル』のような美しさの足元にも及ばないかもしれませんが、「侘び寂び」をもった一人の日本人としてのあり方を示せたのではないかと思います。
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