女性型女性サイズ戦艦・シファが泣いている。操られて泣いている! SF小説シリーズ『プリンセス・プラスティック』外伝、結末篇!
第3幕
最悪の殺戮兵器と化したシファは、海賊団MAPUの総帥パイモンに操られていたことが判明。このままでは、太陽系圏内は壊滅、人類は絶滅するしかない。提督や幕僚たちは、あまりに絶望的な状況に沈黙する。その時、駆逐艦〈ミッチャー〉のシャーロット艦長が口を開いた。
「諦めるわけにはいきません。我々は我々のなすべきことをしましょう」
艦隊は全速力で地球への移動を開始した。
(初出:『月刊群雛』2014年10月号)
第4幕(終幕)
海賊団MAPUの旗艦、デウス・オブ・アース(ZOE)〉。そのあまりに瀟洒でどこか禍々しい宇宙客船に、総帥パイモンに操られたシファが入っていく。駆逐艦〈ミッチャー〉のシャーロット艦長は叫んだ。
「まだ終わってないっ!」
いま、最後の戦いが始まる。
(初出:『月刊群雛』2014年11月号)
表紙イラスト:ソメイヨシノ(『月刊群雛』2014年02月号表紙イラスト担当)
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