── 尾道を舞台にした美術が好きな少女の話
広島県尾道市。美術部に所属する高校二年生の少女、三島房枝は、心から故郷の尾道を愛している。尾道の街と学校にも夏がやって来た。三島家の暖かい家庭風景に、美術部の顧問の秋山先生と、同級生の田島と過ごすひと夏の思い出。自分の絵を必死に高めようとする房枝にも、やがて夏の終わりが訪れるのだが……。同級生との淡い恋や、美術への葛藤と愛情を書き込んだ、ひと夏の風景を主題にした、ノスタルジックな味わいの純文学小説です。
(※『月刊群雛』2016年07月号掲載作品のサンプルおよび作品情報&著者情報を収録しています)
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