仕事で犯したミスを一身に庇ってくれた健一に麗奈は大きな信頼を寄せ、やがて二人は抱き合う関係になった。が、半年後、彼女は高校の歴史の先生になって故郷の徳島へ帰って行った。求人活動で四国担当になった健一は、仕事の後の休日に徳島観光の案内を麗奈に頼んだ。麗奈の運転する車で県内を観て廻った後、二人は健一の泊まるホテルで二年振りに躰を重ね合った。
「わたし、さそり座の女なの。とても独占欲が強くて、嫉妬深いの。わたし、秋に結婚するの。だから、真実にこれが最後なの」
麗奈の俺への愛は思った以上に深かったのかも知れない・・・健一は麗奈を心の底から愛しんだ、。
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