2014年7月28日更新
見開き画像を追加しました。
立ち読みで全頁読めるようにしました。
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2014年7月16日更新
挿絵を追加しました。
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筆者である中野寿美は青森県津軽地方、岩木山のふもとで生まれ育った。
戦後間もない日本復興の時代、1頭の馬が家族のために働いて一家の暮らしを支えていた。
馬の名前は「青馬(アオ)」。
アオは来る日も来る日も休む事なく、山で伐採された杉の木を運ぶ仕事を手伝っていた。
アオと悲しい別れをしたのは今から60年近く前、寿美が小学校2年生の時だったー。
戦後間もない不自由で物の無い時代、子供だった寿美たちに白いご飯をおなか一杯食べさせたアオ。
その為にアオは辛く苦しい、最も過酷な仕事を引き受けて働いた。
馬と人間との繋がりを描く、感動の実話物語。
本を入手していないとコメントは書けません。
『「青馬」と過ごした物語』読ませていただきました。
日本全体が貧しかった時代、貴重な労働力となって家族の暮らしを支えてくれた「青馬」のような馬は、たくさんいたことでしょう。
小学生の時教科書で学んだ詩の一節「田植えが済んだあと/放牧するのが村の習わしだ/ちょっとさびしい気もするが/秋には肥え太ったアオにまた会えるのだ」を思い出しました。
大人になってからはそうして人間に仕えたり飼われたりしていた動物の命のことが気になり悲しく思ったものでした。でも「青馬」がご家族に愛されていたことに慰められました。
感動的な良いお話でした。有難うございます。