大雁気功は長い歴史をもつ健康法で、雁(がん。カリ)の動作を模したものである。現在、伝わっているものは、楊梅君老師が1979年から公開伝授してきた功法である。
“大雁気功”は基本的に身体を動かす動作が主体の、健康・養生、病気治療に用いる動功と、身体をほとんど動かさない静功の二つに分けられる。
その練習動作によって、身体全体の調整、柔軟自然、リラックス、雁が空飛ぶ飛翔感をもたらし、心胸の広がりを作り、精神を安らぎ、身心に美観を取り込むのである。
大雁気功の功法は、やさしい練習が多いので、入門はすぐに取り組め、練習を続けていけば、深く極めるのも難しいことではない。中高年者も若い人も誰でも練習できる。動作上の安全性はきわめて良く、中高年者がこの気功を練習すれば、視力が高まり、頭脳の働きが良くなる。身体が軽く感じられ血液の流れがよくなり、それが健康効果を高め保ち、病気を追い払うのである。若い人は練習を続けていけば、脳を活性化し、学習能力を高め、記憶力が高まる。年齢が若ければ、効果はより著しい。
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