方言絵本ほんとのかあちゃんシリーズ、福島県県北の言葉です。
この絵本で使われている福島の言葉は、某ドラマで使われていた會津弁とは少し趣が違います。
やはり『福島』といっても地域によって方言に差があるようです。
翻訳者さんには、「原文にこだわらず、普段お国で喋ってらっしゃる物のいい方をそのまま取り入れて結構ですよ」とお願いしました。
するととても生き生きとした表現に書き直されて原稿が上がって来ました。
それぞれの方言の持つ個性もさることながら、翻訳者さんの個性もにじみ出て来るのがこの絵本の特徴かもしれません。
おはなし
仔ネズミのスーちゃんはある日、母ちゃんがとても大切にしていた人形を落として割ってしまいます。
怒った母ちゃんはスーちゃんに
「こだうっつあしやろ子は、おっかの子であっか!
スーは橋の下がらつっちきたやろ子だったんだで」
と怒鳴ってしまいます。
とっても哀しい気持になったスーちゃんは一大決心をします。
本当のかあちゃんに会いに行くと。
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