左手の小指に赤い感覚器官(赤い糸)があり。背中に蜻蛉(カゲロウ)のような羽(羽衣)で運命の相手を探す。
全ての始まりは、領主の佐久間の館の前に三人の幼子の男女の子が置かれてから・・時は流れ・・・孤児院などの施設の運営が開始されて領民の子も様々なことを学ぶことができた。その施設で四人の男女が運命の出会いをするのだ。男女の二人には、左手の小指の赤い感覚器官を持つ者であり。赤い糸とも言われ連れ合いが居る方向を示すが、それだけではなかった。運命の相手と結ばれるために様々な試練を与えるのだ。その理由も、試練の内容なども自分たちも分からなかった。感覚器官は、人の一部の器官だというのに問い掛けに答えるはずもなく、指示だけを頭の中に響くように伝えるだけ・・・そして、四人の男女は、運命の出会いから五年が過ぎた。その間は、たた時間が過ぎたのではない。佐久間の提案から子供たち自身で仕事を憶え自立できる者に育つのだ。四人も旅立の費用だが無理をしなければ直ぐにでも旅立ち出来るほどはあった。そんな時だった。些細なことで佐久間を怒らせてしまい。お前たちの顔を二度と見たくない。明日に旅立しない場合は、叩き出す。そう言われたのだ。だが、次の日の朝・・・佐久間との誤解は・・・・四人は旅立つのか・・・旅の目的は・・・行先は・・・四人は様々なことを思いながら館の方向に向いて深々と頭を下げた・・・・赤い感覚器官は自我があるのか・・・運命の導きの行動の始まり・・・指示の通りにした結果・・・・新たな出会い?・・・新たな仲間?・・・・それは・・・。
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