一人は「魔性の男娼」
もう一人は「灰色の世界に堕ちた青年」
その邂逅、シリアスでハートフル。
アパレルストアの在庫管理担当の相模航一朗は、夜勤帰りに入れ代わりに出勤するカリスマ店員、高月槙を見かける。
ただ漠然と生きてきた航一朗にとって、槙は灰色の世界に差し込む光のようだった。
だがその槙には裏の顔がある。夜は高級クラブで体を売る、魔性の男娼だったのだ。
距離が縮まるも、槙は自分の本当の姿を航一朗に見せたくないと思い、航一朗は心を開いて欲しいと願い……?
大切にしたいのに、大切にする方法がわからない。
違う生き方をしてきた二人の想いが今、交錯する。
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