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【内容】室生犀星 随筆「水」。
所有のB5判生原稿14枚揃い(完結)をスキャンしたもの。
室生犀星一家の旱(ひでり)にあえぐ様子が描かれています。
私が調べた限りでは、この随筆が載っている書籍は見つかりませんでした。未発表作品かもしれません。
【作成時期】
作品中の「大森」「百坪の庭」「子供ら」「軽井沢の家」をヒントに、『室生犀星詩集(旺文社文庫)山室静編』巻末の年譜を調べると、
・1923(大正一二)三四歳。八月、軽井沢つるや旅館に滞在。同二七日長女朝子出生。
・1926(大正一五・昭和元)三七歳。九月一一日次男朝巳出生。
・1928(昭和三)三九歳。七月初め田端の家を引き払い一家で軽井沢で夏を過ごす。九月中旬から金沢で秋を送った。一一月初旬上京、大森区馬込町谷中一〇七七に移る。
・1931(昭和六)四二歳。七月中旬軽井沢に行く。軽井沢一一三三に建築中だった別荘が竣工した。
・1932(昭和七)四三歳。四月、大森区馬込東三の七六三(現大田区南馬込一ノ四九ノ一〇)に新築転居。
・1938(昭和一三)四九歳。一一月、妻とみ子脳溢血にて倒れ、半身不随となる。
とあることから、四十歳代(たぶん前半)の作品と思われます。
注:これは読み物ではありません。筆跡や原稿の赤ペンチェック・汚れ具合、推敲の形跡などをお楽しみ下さい。
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