【あらすじ】
第一話 新たな村へのいざない (無料)
第二話 ここがどこだかわかった
京都の小学四年生の幼馴染の女子と男子、珠洲と美濃は図書館に行くのが好きなおかげで、交通事故に遭った人に救命活動ができたりといろんなことを知っている。図書室の掃除中、彼らは気づけばまたいつの間にかどこか見知らぬ場所にいた。山で気を失った二人をヂアナンと名乗る少年が助けてくれた。人々はいい人たちばかりに見えるが、出されたトウモロコシのパンを消化できなかったり、本当は公共食堂以外で食べ物を食べると大変な目に遭うと言われたりとやはりどこかおかしい。二人はそこがどこかを探る途中、その地域の代表らしき者の家に招かれた。自分たちを外国の記者と勘違いし誇らしげにその村の穀物生産高の数値を語る彼の後ろにあった旗に、読めない箇所もあったものの刺繍されていた、『三面紅旗 総路線 …民…社 大躍進』という文字を見た瞬間、珠洲の額からはびっしょりと汗がこぼれ出した…。
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