――久遠の命よりも、一瞬の煌きのほうが美しい……私はそう思う。
受験戦争を乗り越え、晴れて大学生となった僕。
サークルに入らず、アルバイトもしていない僕は、そのあまりの暇さに時間を持て余していた。
そんなある日、暇潰しでサイクリングに出掛けた先で、小さなお店を見つけるのだが……。
表題作「琥珀色のレミニセンス」を含む全十篇を収録。
<収録内容>
01.琥珀色のレミニセンス
02.スヰート・サマーの予感を胸に
03.僕がユーレイになったワケ
04.サイレント・ガール、ロンリー・ボーイ
05.背徳のガニュメデス
06.誓い
07.ミスター・ノーネーム
08.卯の花腐し
09.時間旅行者は機械馬で夢を見る
10.世界一のおべんとう
文字数:約55,000字
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