――彼女に会うのも、今日で最後になるだろう。
鍵っ子だった彼女の少女時代。 唯一の拠り所は、旧びた名画座だった。
銀幕の世界と共に育った彼女に、別れを告げる相手とは……。
表題作「さよなら、キネマ・ガール」を含む全11篇を収録した短篇集。
■目次
01.瞳の奥のエトピリカ
02.耳のない雪うさぎ
03.いとしのみどり
04.さよなら、キネマ・ガール
05.僕と彼女のティー・タイム
06.純文学作家になろう!
07.紫煙とグリーン・ティー
08.クリムゾン・クロス ーA Story of INDIGOー
09.悪魔と光
10.夢に見た夢
11.1/500のクオリア
12.あとがき
文字数:約30,000字
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