不登校の絵里は一輪車が大好きです。その日は、たまたまみかけた白ネコに誘われるように道路へ出ると、不思議なおじさんの島さんと、すんでのところでぶつかりそうになります。いきなり「社長」という肩書の名刺を差し出す島さん。祖父の入院先で再び会った二人でしたが、島さんのお父さんが亡くなったことを知ります。病室での自分のふるまいや追い出されてしまったことをたんたんと語る島さん。島さんはまた名刺をくれ、今度は「取締役」になっていました。少しずつ親しくなっていくうち、絵里は島さんの家へ遊びに行く約束をするのですが……。
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