ある街で奇妙な犯罪が多発していた。犯罪の種類は盗みから命の関わるものまで様々なものではあったのだが、この街を守る警察の手では決して対応のできるものではなかった。それは人知を超えた奇妙なものであったからだ。アマネセルとエストレヤの前に現れた最悪最強と呼ばれる悪魔との対決。二人はこの事件をどう解決するのか?
『元悪魔祓い』の続編になります。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、出来事などとは一切関係ありません。
本を入手していないとコメントは書けません。
前回の『元悪魔祓い』に引き続き、私の大好きな「元悪魔祓い」と「悪魔の女の子」の2人が大活躍するお話で、終始ワクワクしながら拝読させていただきました。
2人の複雑な過去は、辛く哀しいエピソードではありますが、それがあってこその魅力的な2人なんだと、愛おしく感じます。
そして最悪最強の悪魔との闘い。誰も太刀打ちできない程の強さに2人で連携して対峙するシーンは印象深く、読み終えた後にも強く心に残り続けました。
「強さを持つ真の優しさ」。そこに行き着くには痛みを伴う道を進まなくてはならなくて。けれどそのようにして得た強さと優しさは、とてつもない愛の力を発揮するのだと教えていただきました。
作者のたいいちろうさんの力強く真摯なメッセージが伝わってきて、人の根底にある愛に気付かせてくれます。この物語も大好きな2人も、ずっと私の中で星のように輝き続けます。