人間が悪魔と対決しようとするときに、稀に悪魔がある一つのゲームでその勝敗を決めようとする。元悪魔祓いのアマネセルと姿は悪魔ではあるが天使の魂を持つエストレヤ。夏のある日。彼らの元に再び奇妙な事件が舞い込んでくると、二人はこのゲームに挑むことになる。二人はその強い絆で、勝利することができるのか?
『元悪魔祓い』シリーズ第4弾になります。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、出来事などとは一切関係ありません。
本を入手していないとコメントは書けません。
悪魔はいつも心をコントロールしようとしてきます。
まるで、心の中にある灰色の感情を見透かしていて、
それを味わおうとするかのように悪魔は近づいてくる。
そんな風に私は思います。
だから悪魔は悪いもの、人間は弱くて流されやすいものとただ非難するのではなく、
そういった部分を含みながらも強い光の部分を潜在的に持っている存在なのだと、
だからこそ、愛のある存在なのだと、
この『元悪魔祓い』シリーズはいつも気づかせてくれていると私は感じています。
今回もとても素晴らしく、私にとって忘れられない印象深い物語となりました。
アマネセルさんとエストレヤさんの心の繋がりの変化も、個人的にすごく胸がキュンとして最高でした♪