鮮やかな黄色の色をした猫で「びえーん」という変な鳴き方をする猫。この猫は生活に温かい空間を届けたり、心に潤いをも与えてくれる。そして、なにか不思議な力を持つような、そんな黄色の猫。この猫と関わる人との物語を描いた4つの短編集になります。
目次
1.黄色い猫。
2.半分ではなく全部
3.荒野の果ての街で
4.守るからね。
本を入手していないとコメントは書けません。
この4つの物語それぞれの中で、黄色い猫ちゃんは様々な温かさや、想いや、愛を届けてくれます。
涙が出そうなくらいに純粋で、愛らしくて。それでいて、人の心の深くを静かに見通しているようにも思える、不思議な猫ちゃんです。
読んでいるうちに、すっかりと黄色い猫ちゃんの魅力の虜になってしまいました。
読み終えた後、あたたかな夢の中にいたような余韻にしばらくの間浸っていました。
そして心の中に、愛らしい笑顔で不思議な声で鳴く、フワフワの黄色い毛色の猫ちゃんがいました。
今も純粋な瞳で真っ直ぐに私を見つめてくれています。
愛おしくて抱き締めたくなる。
そして想い出すたびに、笑顔と、優しい愛と、希望をくれる。
私にとって、大切な特別な物語たちです。